FEATURE
山塗の想い
職人について
近年の建築業界では、職人不足が深刻化しています。「塗料で衣服が汚れる」「暑い・寒い屋外での作業」「年齢差が原因となって生じる、職人同士の価値観のギャップ」「他業界と比べ、休日が少ない」「厳しい価格競争により、上がらない売り上げと給料」「世代交代による、昔ながらの良い職人の引退」など、要因を挙げればきりがありません。しかし、それでも塗装業に携わり続け、塗装業こそが天職であると信じる「本当の職人」がいることも確かです。
価格について
「本来の価格」とは何か、私たちの考えをお伝えしたいと思います。先述した通り、職人の労働環境は過酷です。そのため、十分な技量や提案力が備わっていないにも関わらず、自由度の高い働き方を求めて独立し、一人親方の道を選ぶ職人が多くいます。そして、技術不足の職人が施工しても、おそらく見た目は「きれい」になります。しかし、それは“その場しのぎ”の施工である可能性もあるのです。
“その場しのぎ”の施工が行われる原因はもう一つあります。それが「価格競争」です。ご存知の通り、今では大手ホームセンターや家電量販店までもが、家の塗り替えサービスを行っています。これらのサービスは、塗装業者と連携して提供されているものと思われます。
表の通り、お客様が支払う「工事金」には、高額な元請け(ハウスメーカーなど)のマージンが含まれている可能性があります。また、二次業者(塗装見積もり業者)が施工する場合は良いのですが、二次業者がさらに三次業者に委託している可能性もあります。この場合は三次業者に低価格で施工させ、一次・二次業者がそれぞれマージンを確保している可能性があるのです。さらに、このマージンは塗装だけではなく、足場工事などの全ての付随工事にかけられています。その結果、下請け業者が利益を確保するためには、少しでも早く工事を終わらせるしかありません。もちろん、全ての下請け業者がそのような施工を行っているわけではありませんが、手抜き施工を行う業者がいることも事実です。万が一手抜き施工が行われていたとしても、見た目からは分からないことがほとんどです。そのため、施工主様が気づかないまま、安価な工事費で適当に施工されていたり、本来の費用よりも高額な工事費を提示されていたりする可能性があるのです。
私たちは、安いだけの工事はお客様のためにならないと考えています。そのため「価格競争」を行いません。また「最適な塗料の選定によるコストカットのご提案」を行うのはもちろんのこと「塗装以外の施工」においては中間マージンを頂かず、直接工事の価格をご提示しています。これが、私たちの考える「本来の価格」です。
初めての塗り替えでは、工事の内容も価格も見当が付かないことかと思います。塗り替えをご検討の際は一度お声がけいただき、私たちがご提示する「本来の価格」を参考にしていただけたらと思います。
塗料の選定について
山塗は、長くお付き合いしているメーカー様や販売店様から、日々新しい塗料の情報を得ています。しかし、それでも情報が追いつかないほど多くの塗料が、次々に登場しています。また、メーカーごとに扱う塗料に特徴があり、得意・不得意があります。このように、塗料の選定には、豊富な知識と、知識をアップデートしていくことができる環境が必要です。
山塗は、60年間で数多くのお客様からリピートのご依頼を頂いてきました。施工前の建物調査時に、経年劣化の程度や環境(湿気や風通りなど)を把握することで、現状と外部要因に対応した塗料の選定を行っています。周辺環境・建物の構造・下地材の種類を考慮し、環境に適した塗料を選定することで、グレードの高い塗料よりも総合的に高いパフォーマンスを発揮できる可能性があります。「グレードが高い塗料=長持ちする」と思われがちですが、必ずしもそうとは限らないのです。1つ下のグレードの塗料と比較して、耐用年数の差が1〜2年程度という場合も多くあります。壁にはハイグレードの塗料を、付帯物には汎用されているシリコン塗料を使用するなど、最適なプランを検討し、提案します。
また、塗料の色についても、お客様のご要望を基に、周辺環境を考慮して提案します。(例:幹線道路沿いなど大型車両の通行が多い地域の場合、排ガス等による汚れが予想されるため、やや濃い色の塗料を提案)
さらに、SDGsへの取り組みとして「断熱塗料」の施工認定を取得。ただし「断熱塗料」は、まだまだ改善の余地が大きいと考えています。費用面でも、従来の遮熱塗料の2〜3倍と高額なため、より良い施工プランを検討しています。
山塗が使用している塗料は国内大手3社の製品がほとんどです。また、上塗り塗料はご依頼ごとに新規発注しているため、古い塗料を使用されるのではないかというご心配は不要です。(さび止め塗料や下地調整塗料については、新規発注の塗料以外も使用します)その上で、在庫塗料(使用期限内の塗料のみ)を使用することで価格を抑える「特別プラン」も検討中です。
山塗が使用している塗料一覧(抜粋)
山塗は、長くお付き合いしているメーカー様や販売店様から、日々新しい塗料の情報を得ています。しかし、それでも情報が追いつかないほど多くの塗料が、次々に登場しています。また、メーカーごとに扱う塗料に特徴があり、得意・不得意があります。このように、塗料の選定には、豊富な知識と、知識をアップデートしていくことができる環境が必要です。
外壁
日本ペイント株式会社
エスケー化研株式会社
屋根
日本ペイント株式会社
エスケー化研株式会社
断熱系塗料
付帯物
日本ペイント株式会社
エスケー化研株式会社
天井
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